トマトの育て方

大玉トマトの2本仕立てを成功させるコツ!【おすすめ品種も紹介】

大玉トマトの収穫量を激増させることが可能な栽培方法「2本仕立て」。

非常に魅力的な栽培方法ですが、大玉トマトの2本仕立ては難しく、失敗すると1本仕立てよりも収穫量が減ってしまうこともあるのです。

ですが、成功させることができれば、1株当たりの収穫量は1.5倍以上に増やすことができ、よりトマト栽培が面白くなるでしょう。

本記事では、難しい大玉トマトの2本仕立てを成功させるためのコツを、トマト農家の私が徹底解説していきます。

トマトの2本仕立てとは何かわからないという方は、2本仕立てについて解説している下記の記事を先に読んでみてくださいね。

トマトを2本仕立てで栽培する方法【メリットとデメリットも解説】

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大玉トマトの2本仕立ては難しい

トマトは脇芽を伸ばして2本仕立てにすることで、枝の数が増えて収穫量も増やすことができます。

しかし、大きな実がつく大玉トマトは、枝が増えることによってトマトの樹にかかる負担も増えるため栽培が難しくなるでしょう。

2本仕立てにして上手く育てることができれば収穫量が増えますが、栽培が難しく失敗しやすくなるデメリットもあるのです。

大玉トマトを2本仕立てにして収穫量を増やしたい方は、2本仕立ての方法やコツについて書かれた、本記事の内容をしっかりと頭に入れてから挑戦してみましょう。

本記事を読む前に、2本仕立てがどんな栽培方法なのかよくわからないという方は、先に下記の記事を読んでおくことをおすすめします。

トマトを2本仕立てで栽培する方法【メリットとデメリットも解説】

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大玉トマトを2本仕立てにする方法

大玉トマトを2本仕立てにするには脇芽を伸ばして枝を増やす必要がありますが、伸ばす脇芽はどれでもいいわけではありません。

脇芽を伸ばして2本仕立てにする際は、花房の下から伸びてくる勢いのある脇芽を伸ばす方法と、苗が小さなうちに摘芯をして2本の脇芽を伸ばす方法の2種類が一般的です。

トマト農家では摘芯してから脇芽を伸ばす方法がよく利用されますが、家庭菜園では花房の下から出る脇芽を伸ばす方が簡単なので失敗しにくいでしょう。

脇芽を伸ばして2本仕立てにする方法については次の記事にさらに詳しくまとめられているので、2本仕立てにする方法がイメージできなかった方はチェックしてみてください。

トマトを2本仕立てで栽培する方法【メリットとデメリットも解説】

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大玉トマトの2本仕立てを成功させるコツ

大玉トマトを2本仕立てで育てると、株への負担が大きくなるため、1本仕立てで育てるよりも株が弱ったり果実が小さくなったり、上手く育てるのが難しくなります。

ですが、2本仕立てを上手く利用することができれば、1本仕立てよりも格段に多くのトマトを収穫することが可能です。

ここからは、難しい大玉トマトの2本仕立てを成功させるための4つのコツを紹介するので、2本仕立てにする際に実践してみてくださいね。

2本仕立てのコツ①トマトトーンを使う

トマトは2本仕立てにすると株への負担が大きくなって弱りやすくなりますが、枝を伸ばし始めてすぐは樹勢が強くなりやすいです。

樹勢が強くなりすぎると実が着かなくなってしまうので、花が咲いたら必ずトマトトーンで着果処理をするようにしましょう。

特に、主枝と脇芽それぞれの1段目はトマトトーンで確実に着果させることが重要です。

トマトトーンの詳しい効果や正しい使い方については、下記の記事が参考になります。

【トマト栽培の必需品】トマトトーンの使い方と注意点!

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2本仕立てのコツ②摘果をする

2本仕立ては最初こそ樹勢が強くなりますが、順調に実が着いて株への負担が大きくなってくると、徐々に樹勢が弱っていきます。

ただでさえ負担が大きいのに、たくさんの実をつけているとさらに負担がかかって樹勢が弱りすぎてしまう可能性も。

トマトトーンで着果させることができたら、その後の樹勢低下を防ぐために、適度に摘果をして樹勢を維持しましょう。

特に、低段(1~3段目)では、1房に1~3果実程度に実を減らすとその後の樹勢維持もしやすくなります。

摘果の詳しいやり方は次の記事で解説されているので、そちらもチェックしてみてください。

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2本仕立てのコツ③葉かきをする

トマトは2本仕立てにすると枝や葉っぱが倍に増えるので、隣の枝同士が混み合ってしまいます。

すると、葉っぱが重なって光合成効率が悪くなったり、風通しが悪くなって病気にかかりやすくなったり、悪影響が出てくるでしょう。

また、果実は日差しに当たることで大きく肥大しやすくなるので、果実が葉っぱで隠れてしまっていると、小さなトマトになってしまうかもしれません。

適度に葉っぱを取り除いて、風通しを良くしたり、果実が良く見えるようにしたりしてあげたりすると良いでしょう。

トマトの脇芽や葉っぱを切るには園芸用のハサミが必要になります。下記の記事で、トマトの管理に合ったハサミの選び方を確認しておきましょう。

トマトの脇芽かきに最適なハサミの選び方【おすすめの商品も紹介!】

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2本仕立てのコツ④樹勢が強い台木を使う

トマトを2本仕立てにすると、最初は調子が良いかもしれませんが、栽培後半になるにつれて樹への負担が大きくなって不調になっていきます。

栽培後半まで樹を元気に勢いよく育てるためには、苗を買う時に接木苗を選んで、なおかつ樹勢の強い台木品種が接がれている苗を選びましょう。

なんて簡単に言いましたが、接木や樹勢が強い台木の品種なんてトマト農家やトマトに詳しい人でない限りわかりませんよね。

なので、トマト栽培にまだ慣れていない方や軽い趣味程度に栽培したい方は、樹勢が強い台木についてはあまり気にせず、先述した3つのコツを意識すると良いでしょう。

2本仕立てに向いている大玉トマトの品種

前章では大玉トマトの2本仕立てを成功させるコツについて解説してきました。

ここからは、さらに2本仕立てが成功しやすくなる、2本仕立てにピッタリの大玉トマトの品種を紹介していきます。

品種によっても生育の特徴が大きく違うので、2本仕立てをする際には品種の選び方もチェックしておきましょう。

2本仕立てに向いているのはどんな品種?

大玉トマトを2本仕立てにすると、樹勢の維持が難しかったり、果実が小玉になりやすかったりなどのデメリットがあります。

トマトを2本仕立てで育てる詳しいメリットやデメリットについては、下記の記事を参照してください。

トマトを2本仕立てで栽培する方法【メリットとデメリットも解説】

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2本仕立てにする際には、これらのデメリットを解消するために、樹勢が強めで果実が大きくなりやすい品種を選ぶ必要があるのです。

本記事では、この2つの条件を満たす、2本仕立てにピッタリな大玉トマトの品種を2つ紹介します。

大玉トマトの2本仕立てにピッタリな品種①桃太郎ワンダー

1つ目に紹介する品種は、大玉トマトの定番品種である桃太郎系の中で、トップクラスの果実肥大が期待できる「桃太郎ワンダー」です。

桃太郎ワンダーは1作を通して樹勢が強めなので、2本の枝を伸ばしても樹が弱りにくく、樹が老化してくる栽培後半もバテない馬力を持っています。

そして何より1玉が非常に大きく肥大するため、2本仕立てによる小玉化のデメリットを上手くカバーしてくれるのです。

桃太郎系の品種は食味も非常に良いので、とにかく美味しいトマトを育てたいという方にもピッタリの品種ですよ。

桃太郎ワンダーの詳しい品種特性をまとめた記事もぜひ読んでみてください。

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大玉トマトの2本仕立てにピッタリな品種②麗夏

2つ目に紹介するのは、桃太郎ワンダーよりも実がつきやすく、病気にも強い育てやすい品種「麗夏(れいか)」です。

麗夏は桃太郎ワンダーよりも葉っぱや実が硬めで、病気が侵入しにくい特徴を持っています。

枝や葉っぱが増えて通気性が悪くなり、病気の発病率が上がる2本仕立てでは、病気に強い品種も相性が良いです。

桃太郎ワンダーよりは一回り小さい果実になりますが、それでも十分な実の大きさになる品種で、2本仕立てをできるだけ簡単にやってみたいという方におすすめの品種ですよ。

まとめ【大玉トマトの2本仕立ては難しいけど面白い】

大玉トマトを2本仕立てにすると、樹勢が弱りやすかったり、果実が小さくなったり、1本仕立てよりも栽培が難しくなることは確かです。

ですが、2本仕立てで上手く生育させることができれば、1本仕立てよりはるかに多い収穫量を確保することができるでしょう。

大玉トマトの2本仕立ては難しい分、成功した時は多くのメリットがあり、トマト栽培の面白さも感じることができるはずです。

そんなロマンあふれる大玉トマトの2本仕立てに挑戦してみたい方は、本記事で紹介した2本仕立て栽培のコツや、2本仕立てに向いている品種の紹介を参考にすると、2本仕立ての成功率がグッと上がりますよ。

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