トマトの育て方

トマトを2本仕立てで栽培する方法【メリットとデメリットも解説】

トマトは脇芽を伸ばして2本仕立てで育てることで、収穫量を激増させることが可能です。

本記事では、トマトを2本仕立てで栽培するメリットとデメリットを解説しながら、2本仕立てにする方法を紹介していきます。

2本仕立てにすると収穫量は増えますが、決していい事ばかりではないので、本記事を読んでトマトの2本仕立てについて理解してきましょう。

トマトを2本仕立てで育てるメリット

最初に、トマトを2本仕立てで育てると、どのようなメリットがあるのか解説していきます

トマトを2本仕立てで育てるメリットは、主に下記の2つです。

【2本仕立てのメリット】
  • 苗代が安く済む
  • 裂果が少なくなる

2本仕立ての2つのメリットについて、続けて解説していきます。

1株あたりの収穫量が増える

トマトの二本仕立ては1株から枝を2本伸ばして育てるので、1株あたりの収穫量が多くなります。

1本仕立ての倍の収穫量とまではいきませんが、うまく育てることができれば1本仕立ての1.5倍ほどの収穫量は確保できるでしょう。

トマトをたくさん収穫したい場合、苗を多く買わず二本仕立てで枝数を増やして収穫量を増やすことが可能なので、苗代が安く済むメリットもあります。

裂果が少なくなる

トマトは急に果実が肥大したり、直射日光が果実に当たり続けたりすることで割れてしまうことがあります。

2本仕立てにすると養分が2本の枝に分散されるため、果実が一回り小さくなって急肥大による裂果が減るのです。

また、2本仕立てだと枝や葉っぱが混み合うので、果実が葉っぱに覆われ、直射日光による裂果も少なくなります。

トマトを2本仕立てで育てるデメリット

2本仕立ては収量が増えたり裂果が少なくなったりするメリットがありますが、良い事ばかりではなくデメリットもあります。

トマトを2本仕立てで育てるデメリットは下記の2つです。

【2本仕立てのデメリット】
  • 育てるのが難しい
  • 果実が小さくなる

2本仕立てのデメリットについて、続けて解説していきます。

育てるのが難しい

2本仕立てにすると、2本に増えた枝を維持して以下なればいけなくなるので、樹勢のバランスを保つのが難しくなります。

2本仕立てで上手く育てられれば1株からの収穫量が増えますが、失敗してしまうリスクも高まってしまうのです。

ミニトマトであれば比較的簡単に2本仕立てができますが、中玉トマトや大玉トマトなど、果実が大きくなればなるほど樹への負担が大きくなって2本仕立ては難しくなります。

果実が小さくなる

2本仕立てで育てるとトマトが作り出した養分を2本の枝に分散させるので、果実へ流れる養分も少なくなり、1本仕立てよりも果実が小さくなりやすいです。

ミニトマトは元々小さな果実が実るのでそこまで大差はありませんが、大玉トマトは明らかに果実が小さくなることがあります。

大きくて立派なトマトを収穫したい人には2本仕立ては向いていないかもしれませんね。

トマトを2本仕立てにする方法

実際にトマトを2本仕立てにして育てる場合、正しい方法で脇芽を伸ばして2本仕立てにしなければ失敗してしまう可能性があります。

2本仕立てを失敗しないために、トマトを2本仕立てにする正しい方法を2つ紹介していきますね。

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花房の下の脇芽を伸ばす

1段目の花房の下から出ている、勢いの強い脇芽を伸ばして2本仕立てにする方法が、一番簡単に2本仕立てにする方法で家庭菜園にもおすすめです。

ただし、主枝と脇芽の生育が揃わないことが多いので、誘引の作業がしにくくなるかもしれません。

もし1段目の脇芽を間違えて取ってしまったとしても、2段目の脇芽でも2本仕立ては可能なので安心してください。

苗が小さい時に摘心して脇芽を伸ばす

自分で種から苗を育てたり、小さな苗を購入したりした場合、本葉2枚を残して摘心する方法でも2本仕立てにすることができます。

1枚目と2枚目の葉っぱの間からそれぞれ脇芽が伸びてくるので、この2本の脇芽を伸ばしてそれぞれ誘引していきましょう。

この方法だと2本の枝の生育が揃いやすく、誘引の作業がしやすくなります。

トマトの2本仕立ては栽培の途中からでも可能

 

トマトの2本仕立ては、1段目の花房から出る脇芽を伸ばしたり、苗が小さい時に摘心して脇芽を伸ばしたり、生育初期に枝を2本にするのが一般的です。

たしかにできるだけ早く2本仕立てにした方が収穫量は早い段階で増えていきますが、家庭菜園でのんびり育てる分にはいつ2本仕立てにしても問題ありません。

始めは1本仕立てで育てていたけれど、株の元気が良くて脇芽がよく伸びていたり、2本仕立てに挑戦してみたくなったりしたときは、栽培の途中からでも2本仕立てにすることができます。

栽培の途中で2本仕立てにする際は、必ず花房の下から出る勢いが強い脇芽を伸ばして2本仕立てにする、という点だけ注意しましょう。

トマトを2本仕立てで育てる際の注意点

本記事を読み進めてきて、トマトを2本仕立てで育ててみたいと思った方は、実際にやってみる前に、2本仕立てで育てる際の3つの注意点を確認しておきましょう。

【2本仕立ての注意点】
  • 株間を広めに取る
  • 支柱を2本立てる
  • 初めはミニトマトの2本仕立てからやってみる

トマトを2本仕立てで育てる際の3つの注意点について、順に解説していきます。

株間を広めに取る

トマトを2本仕立てにすると、枝数が増えて実の数も倍になるので、トマトの株へは大きな負担がかかります。

2本の枝を維持していくためには、より多くの水や肥料を吸い上げる必要があるため、できるだけ根を広く張れるようにスペースを確保してあげる必要があるのです。

トマトを複数本植える場合は、隣の株と広めに間を取って植えるようにし、プランターで育てる場合は、できるだけ大きくて土が多く入るプランターを選びましょう。

支柱を2本立てる

当たり前のことですが、トマトを2本仕立てにすると枝が2本になるので、誘引する支柱も2本必要になります。

支柱が1本しかなかったり、2本の支柱を立てる場所が近すぎると、誘引が上手くできずに管理作業に時間がかかってしまうでしょう。

トマトを2本仕立てにする場合は、2本の支柱を十分な距離を取って立てて、誘引をしやすいようにしておきましょう。

初めはミニトマトの二本仕立てからやってみる

記事の前半にあった、2本仕立てのデメリットでも解説したように、トマトは2本仕立てにすると栽培が難しくなります。

特に大玉トマトの2本仕立ては難しく、トマト栽培のプロであるトマト農家でもあまり2本仕立ては行われていません。

大玉トマトの2本仕立ても可能ではありますが、まずは比較的簡単なミニトマトの2本仕立てに挑戦してみて、成功したら大玉トマトの2本仕立てもやってみてくださいね。

ミニトマトを2本仕立てにする際は、ミニトマトの2本仕立てについて解説した下記の記事が参考になります。

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まとめ【2本仕立てはミニトマトがおすすめ】

トマトは脇芽を伸ばして2本仕立てにすることによって収穫量を増やすことができますが、栽培が難しくなってしまいます。

中でも大玉トマトの2本仕立ては特に難しく、トマト栽培初心者の方にはおすすめできません。

「トマト栽培に自信はないけど2本仕立てで収穫量を増やしたい」という方は、ミニトマトの2本仕立てが栽培が比較的簡単でおすすめです。

ミニトマトなら2本仕立てだけでなく、もっと枝の数を増やした3本仕立ても可能なので、ミニトマトの2本仕立てに慣れたら挑戦してみてはいかがでしょうか。

さらにトマト栽培に自信がついてきたら、大玉トマトの2本仕立てにも挑戦して収穫量を増やしてみてくださいね。

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