トマトの品種

【トマト】桃太郎ワンダーの特徴と栽培要点!期待の夏秋品種!

トマトを育てている方、これから育てようと思っている方、どの品種を育てようか迷っていませんか?

今育てている品種にしっくり来ていない、どんな品種が育てやすいかわからない、そんな悩みを持っている方に向けて夏秋栽培用トマトの「桃太郎ワンダー」という品種の特性や栽培方法について紹介していきます。

桃太郎ワンダーは、日本全国の市場に最も多く出回っている食味が良好な「桃太郎系統」の中の一つなので、家庭菜園で美味しいトマトを作りたいと思っている方にもおすすめです。

トマト栽培に興味がある方は読んでみてください。まずは、桃太郎ワンダーの品種特性からどうぞ!

桃太郎ワンダーの品種特性① 裂果に強い

桃太郎ワンダーは、他の桃太郎品種と比べると裂果は比較的少ない品種です。

裂果がほとんど発生しない「麗月」ほど強くはありませんが、従来の桃太郎品種よりは裂果の発生率が減ります。

しかし、全くでないわけではないので他品種同様に裂果対策は必要になります。

果実がむき出しになって日焼けしないように、葉っぱで影を作る「リーフカバー」を意識しましょう。

桃太郎ワンダーの品種特性② 草勢が強く、スタミナがある

桃太郎ワンダーは、草勢(樹勢とも言う)が強く元気があります。栽培初期に低樹勢で困ることはあまりありません。

強く育つ要因としては次の2つが挙げられます。

深根で細根が出る

根が深く伸び、そこからまた細い根が多く出ます。そのため、たくさんの水を吸い上げることができます。

逆に考えると、水分要求量が多いので、不足してしまうと十分な生育ができなくなってしまいます

吸肥力が強い

根が深くて多いため、肥料も多く吸い上げます

根が上手く張れば肥料の効きが良いので、十分な水と肥料を与えれば他品種より元気に育つ傾向にあります。

桃太郎ワンダーの品種特性③ 着果性に優れる

桃太郎ワンダーは、草勢が強く元気がある品種なので、高温期でも自慢のスタミナで着果性に優れます。近年の、異常な猛暑が続く夏には適している品種特性ですね。

トマトは気温が高いと花粉が出なくなり、着果不良になります。

桃太郎ワンダーは、高温時の着果性が良く、良質な花が咲きます。

高温による着果不良に悩んでいる方は、一度桃太郎ワンダーを栽培してみると改善するかもしれません。

桃太郎ワンダーの品種特性④ 果実がきれいで大玉になる

個人的には、これが一番実感できる品種特性だと思います。果実が大きくて見た目が美味しそうな美形のトマトになるんです。

特に栽培後半に差し掛かったあたりに適度な樹勢が維持できていると、誰もが思い描く腰高で丸い理想のトマトが実ります

裂果に強く、形もきれいで、さらに生理障害果(窓あき、空洞果など)の発生も比較的少ないので、秀品率にも期待できます

桃太郎ワンダーの品種特性⑤ 葉先枯れが発生しやすい

桃太郎ワンダーの注意しなければいけない品種特性に、葉先枯れの発生があります。

スタミナがあり、秀品率も高いメリットの多い品種ですが、生育初期に根張りが悪いまま大きくなると、その後の葉先枯れに悩まされることになるでしょう。

どの品種でも言えることですが、樹勢が低下してきたり、徒長気味の生育をした、着果負担がかかりすぎたりすると、葉先枯れが発生します。

桃太郎ワンダーは、葉先枯れの発生が特に多く、病気にも繋がる可能性があるので注意が必要です。

桃太郎ワンダーの栽培要点

ここからは桃太郎ワンダーの品種特性に合った栽培方法の紹介です。

実際に栽培する際に参考にしてみてください。

元肥(窒素量)を減らし、潅水量を多めにする

桃太郎ワンダーは「深根で細根が多く、スタミナのある品種」という説明をしました。

つまり、肥料(窒素)を与えすぎると、樹勢が強くなりやすいということです。

根の量が多く、水を欲しがりますが、窒素が多すぎると邪魔をして水を吸い上げにくくなることもあります。

これを避けるために、元肥の量を減らし、窒素は潅水のたびに少量ずつ追肥で与えるようにすると良いでしょう。

初期の樹勢に注意する

肥料の与えすぎで樹勢が強くなりやすい桃太郎ワンダーですが、特に初期の樹勢に注意が必要です

定植して根が張り出した頃は吸肥力が旺盛で、生育初期の過繁茂に繋がります。

この状態では、低段の果実が必要以上に大きくなったり、窒素過多による尻腐れが多発したりします。

低段の果実が大きすぎると、生育中盤からの樹勢低下を招いてしまうので、初期の樹勢は抑えるようにしましょう。

摘果で中盤からの樹勢維持

桃太郎ワンダーは、低段の果実が大きく、きれいな玉になりやすいです。

だからといって立派な果実をいくつも付けたままにしておくと、中盤で一気に樹勢が低下してしまいます。

勿体無いと思うかもしれませんが、1~3段目の果実を3果以下にすると後半まで立派な果実を付け続けることができます。

ここで注意点があります。

もし栽培初期の樹勢が強くなりすぎている場合に摘果しすぎてしまうと、着果負担が減って樹勢が強いままになる可能性があります。

樹勢が強くても低段の摘果はしたほうがいいですが、樹の様子を見ながら摘果を遅らせたり早めたり臨機応変に対応しましょう。

葉先枯れの対策

桃太郎ワンダーの一番のネックである、葉先枯れの発生は対策する必要があります。

上記の栽培要点を意識しながら、適度な樹勢を維持することができていれば葉先枯れの発生は少なくなります。

しかし、そんなに上手くいかないのが当たり前です。

葉先枯れが発生してしまったら、適度な樹勢が保てているのかよく観察し、良い生育状態に戻すことを第一に考え、作業に余裕があれば枯れた部分の摘葉をしましょう。

あとは、葉先枯れの部分に「灰色かび病」が付かないように、薬剤での防除も入念に行えば発生時の対処としてはバッチリです。

【まとめ】 桃太郎ワンダーはこれからの気候に合った期待の品種

桃太郎ワンダーの品種特性と栽培要点についてまとめてみましたが、葉先枯れと樹勢維持に注意できれば、これからの暑い夏も乗り越える期待の品種だと言えるでしょう。

また、深根で細根があり根量が多いことから、水はけが良く、肥料を持ちすぎていない痩せた土地が適している品種です。

桃太郎系統の品種と言うことで、食味も良好です。もちろん、上手く栽培できれば収量性にも期待できます。

少し栽培技術は必要としますが、家庭菜園にも、トマト農家にもおすすめできる品種になっています。

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