トマトの育て方

トマトの摘果方法!実を減らした方がたくさん収穫できる!?

トマトをわざわざ取ってしまう『摘果』は、なぜすると思いますか?

取らない方がたくさん収穫できるのに、と思うかもしれませんが、実は摘果をした方がたくさん収穫できます

トマトを上手に育てるためには摘果がとても重要です。

この記事ではトマト農家の私が、摘果作業の重要性と作業方法についてまとめましたので、トマトをもっと上手に育てたい方は是非読んでみてください。

トマトの摘果はなぜするのか?

トマトの摘果をする理由は、主に次の3つになります。

  • 果実を大きくさせるため
  • 果実の食味を良くするため
  • トマトの樹に負担をかけすぎないため

せっかくついたトマトをとってしまう「摘果」ですが、この作業をすることで結果的に取れるトマトの量は多くなります。

摘果をしないとたくさんの果実に養分を送らなければならないので、分散して1果あたりの養分量が少なくなってしまいます

適度な果数にすることで十分な養分を届けられ、大きくて美味しいトマトになるのです。

また、トマトの樹にかかる負担も少なくなり、最後まで樹がばてることなく収穫を続けられます。

ミニトマトに摘果は必要か?摘果が必要な品種

トマトは大きさによって呼び名が変わり、育て方も違ってきます。

「大玉トマト・中玉トマト・ミニトマト」大きく分けるとこの3種類です。

それぞれの品種で摘果の必要度合いが変わってきます。

大玉トマト

大玉トマトは摘果が必要です。

摘果をしないと生育中盤(4~5段目)に入った頃から樹が弱ってしまい、果実が大きくならないことがほとんどです。

特に1~3段目の生育初期の摘果を必ず行い、樹を弱らせないようにすることが大切です。

中玉トマト

大玉トマトよりも摘果の必要性は低くなります。

ですが、樹の様子を見て、負担がかかって弱りそうであれば摘果をする必要があります。

そこで摘果をしないと、中玉トマトなのにミニトマトみたいな果実ばかりになってしまうでしょう。

ミニトマト

ミニトマトは基本的に摘果は必要ありません

ですが、ミニトマトの場合は1房の花数が多く、最初に咲く花と最後に咲く花では着果時期に差があります。

最後についた果実はあまり大きくならず赤くなることも多いので、着果が遅れた果実は取ってしまう方法もあります。

そうすることで、先についた果実が大きくなり、味もしっかりと付くでしょう。

トマトの摘果方法

基本的には次のような品質の悪い果実を摘果するようにしましょう。

  • 形が悪い
  • 傷が多い
  • 割れている
  • トマトのお尻が変色している(尻腐れ)
  • 肥大が遅れて1つだけ小さい

これらの果実は大きくなっても見た目が悪かったり、腐ってしまうことが多く、肥大が遅れている果実は大きくすらならないこともあります。

そのような果実をつけておくと、ただ樹に負担をかけるだけなので摘果してしまうのが良いでしょう。

低段(1~3段目)は必ず摘果する

摘果が必要な大玉トマトは、特に低段の摘果をしっかりやることが重要です。

1~3段目は3果以下それ以降は4果程度に摘果するのが理想です。

低段は果実が大きくなりやすく、形も綺麗なものが多いので、摘果してしまうのは勿体ないと感じてしまうでしょう。

ですが、ここで摘果しないと後半は大きくて綺麗なトマトは取れませんよ

最初だけでいいのですか?

最後まで立派なトマトを収穫したいのであれば、思い切って摘果しましょう!

トマトの摘果をするタイミング

摘果を始めるタイミングは、果実がピンポン玉サイズになった頃が適期です。

それくらいの大きさになると、腐っていたり形が悪かったりする果実の特徴がはっきりと現れてきます。

それより前に摘果を始めると、残した果実が状態の悪いものだった、という可能性もあるので早すぎる摘果も気を付けましょう。

このタイミング摘果の基本ですが、実は早めた方がいい場合と、遅らせた方がいい場合もあります。

樹勢が強い場合の摘果

トマトの樹がなんだか横に膨らんでいる、茎が太い、果実がつかない花が多い、これは樹勢が強い時の症状です。

樹勢が強い時は少しでも落ち着かせるために、摘果の時期を遅らせて樹に負担をかけるようにします。

低段のうちに樹勢が強いからといって4~5果も付けたままにしておくと今度は弱ってしまうので、ピンポン玉からもう1回り大きくなってから3果に摘果しましょう。

➡樹勢が強い場合のその他の対策方法は【茎が太い時にするべき対策】をご覧ください。

樹勢が弱い場合の摘果

逆に樹が細くて、葉っぱも小さい、果実ばかりが大きくなっている、こちらは樹勢が弱い時の症状です。

果実ばかりに栄養が行き、樹が育っていない状態なので、少しでも早く果実を減らして樹勢を戻すようにします。

少し早いですが、ピンポン玉サイズになる前のミニトマトサイズくらいの時に1~2果に減らしてしまいましょう

減らしすぎかと思うかもしれませんが、これくらい思い切ったことをしないと弱った樹はなかなか戻りません

➡樹勢が弱い場合のその他の対策方法は【樹勢のバランスの取り方】をご覧ください。

【最後に】摘果上手はトマト上手

摘果するタイミングを見極め、思い切って無駄なトマトを取ることができる人は、上手にトマトを育てることができるようになります

勿体無いからと摘果を躊躇し、欲張ってたくさん果実を付けた人は、残念ながら途中で上手くいかなくなります

トマト農家の私は、トマト上手く育てるためには摘果が最も重要な作業だと確信しています。

他の誘引や脇芽かきが送れようとも、摘果を怠ることなく、大きなトマトをたくさん収穫しましょう。

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【トマトの葉かきをする理由とやり方】

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