トマトを室内やベランダで手軽に簡単に育ててみたいという方は、栽培キットを使って育てるのがおすすめです。
ですが、トマトの栽培キットにはたくさんの種類があり、どれを選んだらいいのか迷ってしまうことでしょう。
そこで本記事では、トマトの栽培キットの種類の説明と、おすすめのトマト栽培キットの紹介をしてみました。
読み進めると、自分にぴったりのトマト栽培キットが必ず見つかりますよ。
トマトの栽培キットは2種類ある
おすすめのトマト栽培キットを紹介する前に、トマト栽培キットには2種類あることを解説しておきます。
トマトの栽培キットには土耕と水耕がある
トマトを手軽に育てることができる栽培キットには、土耕栽培と水耕栽培の2種類のものがあります。
その名の通り、土耕栽培キットは土で育てるもので、水耕栽培キットは土を使わず水や肥料で育てる方法です。
トマトの栽培キットには、土耕栽培と水耕栽培の両方の商品があり、好みのタイプの商品を選ぶことができます。
トマトの土耕栽培キットと水耕栽培キットの選び方
トマトの栽培キットには、土で育てる土耕のものと、土を使わない水耕のものがあると前述しましたが、どちらを選べば良いか迷ってしまうと思います。
簡単にそれぞれのメリットを説明すると、土耕栽培キットは低価格で購入でき、水耕栽培キットは比較的簡単に栽培できる、といったところでしょうか。
手軽にとりあえず初めて見たい方は、安価な土耕栽培キットで始めて、高くてもいいから手入れを少なく簡単に育てたい方は、水耕栽培キットを選ぶと良いと思います。
次の章からは、いよいよおすすめのトマト栽培キットを紹介していきますね。
おすすめのトマト栽培キット【土耕編】
まずは、土耕でおすすめのトマト栽培キットを3つ紹介していきます。
どれも低価格で購入できる商品ばかりなので、トマト栽培初心者の方でも、手軽に購入して始めることができますよ。
①ハート型のミニトマトができる栽培キット
ハート型のミニトマトが実る種が付属している栽培キットです。
育てるポットもハート型なので、室内に置いておけば、観賞用としても映えるでしょう。
収穫したミニトマトは、半分に切ると綺麗なハート型になっており、お弁当やサラダの盛り付けに最適です。
②小さな缶で育てるミニトマト栽培キット
小さな缶に土を敷き詰めて育てるミニトマトの栽培キットです。
場所を取ることなく、どこにでも置けてしまうので、手軽にミニトマト栽培を楽しむことができます。
高さが低い缶なので、キッチンやリビングの棚などに、おしゃれに飾ることもできちゃいますよ。
③マイクロトマトを育てられる栽培キット
ミニトマトよりさらに小さい、直径1cm程度しかない実がつくマイクロトマトの種が付属した栽培キットです。
珍しいトマトを育ててみたい方には、ぴったりの栽培キットではないでしょうか。
真っ赤で小さな可愛らしいトマトがたくさん実るので、観賞用としてもおすすめです。
おすすめのトマト栽培キット【水耕編】
続いて、水耕栽培のトマト栽培キットを3つ紹介していきます。
土耕の栽培キットよりも値段はあ上がりますが、より簡単にトマトを育てることが可能です。
④【水耕栽培入門】コンパクトなミニトマト栽培キット
水耕栽培キットは土耕栽培のものと比べて、少し大きくなってしまうのですが、この商品は扱いやすいコンパクトサイズで、水耕栽培初心者におすすめです。
色が5種類あり、ホワイトとピンクの栽培キットにはミニトマトの種が付属しています。
その他にも、バジル、ルッコラ、オレガノなどの種が付属しているものもあり、ミニトマト以外の水耕栽培も楽しむことができるんです。
しかし、サイズが小さいだけあり収穫量は少なめになるので、もっとたくさん収穫したい方は、次に紹介する商品の方がいいかもしれません。
⑤ミニトマトが鈴なりに実る水耕栽培キット
一つ前に紹介した水耕栽培キットと同じメーカーの商品ですが、こちらの方がサイズが大きく、本格的な水耕栽培を楽しむことができます。
サイズが大きくなった分、室内での置き場は制限されますが、ベランダや庭などに置けば十分管理することができるでしょう。
ここまで紹介してきたどの栽培キットよりも、ミニトマトが元気良く育ち、かなり多くの収量を確保することが可能になります。
その分、値段は少し高めになりますが、ミニトマトをたくさん収穫したいという方は購入して損はしないでしょう。
ミニトマトの種ももちろん付属しています。
⑥トマト以外にも使える本格的な水耕栽培栽培キット
水耕栽培を本格的に、トマト以外にも様々な作物でやってみたい、という方は、こちらの栽培キット一択で良いかと思います。
土耕の栽培キットとは比べ物にならないくらいトマトが元気良く育ち、一人では食べきれないくらいのトマトが実るでしょう。
トマト以外にも、メロンやキュウリなど、実のなる野菜ならほとんど育てることができるので、これ1台あればいくらでも水耕栽培が楽しめます。
値段が高く、種と支柱は別に購入する必要がありますが、一度使ったら安い栽培キットには戻れなくなるくらい育つ商品です。
大玉トマトは栽培キットで育てにくい
ここまで様々なトマト栽培キットを紹介してきましたが、大玉トマトの栽培キットが無い事に気付きましたか?
実は、大玉トマトは栽培キットではとてもではありませんが育てることができないのです。
大きな実がなる大玉トマトは、たくさんの栄養を必要とするので、根を張り巡らせるためにも、大きなプランターや畑で伸び伸び育てる必要があります。
どうしても室内やベランダで大玉トマトを育てたい場合は、最後に紹介した高性能な栽培キットか、大きなプランターで育てるのがベストです。
プランターでトマトを育てる方法については、下記の記事に詳しくまとめられているので、参考にしてみてくださいね。
プランターでのトマトの育て方【誰でも必ず栽培できる1からの解説】
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栽培キットを使ってトマトを育てる際の注意点
ミニトマトやマイクロトマトなど、小さなトマトであれば、簡易的な栽培キットでも十分に育てることができますが、一つだけ注意点があります。
それは、窓際など日当たりのいいところで育てて、日照不足にさせないことです。
トマトは、非常に多くの日照を必要とする植物であり、光合成が上手くできなければ、いくら簡単に育てられる栽培キットでも失敗する可能性があります。
常に窓際に置いておけなくても、日差しが指し込む時間帯だけ窓際に移すだけでもいいので、トマトを日光に当てると栽培が成功しやすくなるでしょう。
まとめ【自分に合った栽培キットでトマトを育てよう】
本記事では、おすすめのトマトの栽培キットを6つ紹介してきましたが、気に入った栽培キットは見つかりましたか?
栽培キットには、小さくてどこにでも置けて低価格なものから、高価で性能の良いものまで幅広くあります。
観賞用程度に小さく育てたいのか、食べるためにたくさん収穫したいのかで、購入すべき栽培キットは変わってくるでしょう。
本記事で紹介した栽培キットも、手軽に育てられるものから本格的なものまであるので、栽培キットを選ぶ際の参考にしやすいのではないでしょうか。