と思っている方は本記事を読むことを強くおすすめします。
トマトは肥料が無くても育ちますが、「肥料はいらない」という考えは間違いです。
トマトに肥料はいらないと思っている方は、本記事でトマト栽培においての肥料の必要性をぜひ知っていってください。
トマト栽培に肥料はいらない?
「トマト栽培に肥料は必要なのか?いらないのか?」
結論、トマトは肥料を使わなくてもある程度は育ちます。
しかし、収穫量を増やしたり、健康的に生育させたりするには肥料が必須です。
トマトを育てるなら誰もが多く収穫したいと思うはずなので、トマト栽培には必ず肥料を使いましょう。
もし肥料を使わなかったらどうなるのか、次の章で解説しながら肥料の必要性を伝えていきます。
トマトに肥料を与えないとどうなるか
トマトは肥料を使わないで育てると、下記のような肥料不足の症状が出ます。
肥料を与えないと
- 葉や茎が黄色くなって弱る
- 実が小さいまま赤くなる
- 実がならなくなる
- 成長が止まる
生育初期のトマトは土の中に元からある栄養を使って育ちますが、肥料を与えないと徐々に不足していって上記のような症状が出てきます。
トマトにとって肥料が不足している状態は人間でいう栄養不足であり、トマトもだんだん弱って実をつけることができなくなってしまうでしょう。
生育初期に「何もしなくても成長しているから肥料はいらない」なんて油断していると、いつか肥料不足になる日が来てしまうのです。
肥料の正しい与え方は下記の記事にまとめられているので、肥料の効果を最大限発揮したい方は読んでみてください。
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トマトは序盤の肥料がいらない場合がある
トマトは肥料を与えないと不足症状が出てしまうと前述してしまいましたが、これを防ぐには追肥で肥料を補充してあげる必要があります。
肥料を追加してあげるタイミングは下記の記事でも解説したように、果実の肥大が進んできた頃です。
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トマトは追肥が非常に重要で、定期的に肥料を追加する必要がありますが、生育序盤の肥料は少なめがいいとされています。
植えたばかりの頃に肥料が多すぎると、肥料不足とは逆に肥料が効きすぎてしまう可能性があるのです。
毎年序盤の樹の勢いが強いと感じる場合は植える前の元肥がいらないので、追肥のみで肥料をあげるようにしましょう。
初めてトマトを育てる方は、肥料袋に書かれた量を守って元肥を施肥し、序盤の生育具合を見て来年は元肥が必要なのかいらないのかを判断してみてください。
トマトに必須の肥料成分【おすすめの肥料も厳選】
ここまでで、トマト栽培に肥料は必要だと理解していただけたかと思いますが、どんな肥料を使ったらいいのかわからない方も多いはずです。
トマトが健康的に生育するために必要な肥料成分はいくつもありますが、「これだけはかかせない」という成分を紹介します。
トマトに必要な肥料成分
- 窒素
- リン酸
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
上記の肥料成分はトマトが多く必要とするものであり、生育状況を左右する要になります。
さらにトマトに必要な肥料成分を詳しく知りたい方には、下記の記事がおすすめです。
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特に「窒素・リン酸・カリウム」の3成分は、最も多く必要となる非常に重要な成分です。
と思った方もいると思いますが、なんと上記の5つの成分が含まれた万能な「やさい肥料」という商品があるんです。
「やさい肥料」は商品名の通り、トマトだけでなく幅広い野菜に使うことができ、トマトに欠かせない肥料成分がバランスよく配合されています。
特別目立った効果がある肥料ではありませんが、成分バランスの良さはピカイチなので、初心者でも非常に使いやすい肥料です。
「やさい肥料」の詳しい効果や、他のおすすめ肥料については下記の記事をご覧ください。
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肥料を使わないでトマトを育てたいなら土作り
トマト栽培に肥料の使用は必須レベルですが、中には化学肥料をできるだけ使わないでトマトを育てたい方もいると思います。
肥料を使わずトマトを育てることは可能ではありますが、そのためには肥料を与えなくても植物が育つ肥沃な土を作らなければなりません。
土作りは様々な元素が循環したり、微生物が働いたりすることで進んでいくのですが、ここで説明するには難しい内容になります。
なので、「肥沃な土を作るには有機物を入れる」とだけ覚えていってください。
毎年畑に堆肥や落ち葉、稲わらなどの有機物を少しずつ入れ続けることで、肥料を入れなくても植物が育ちやすい肥沃な土壌になっていきます。
【まとめ】トマトに肥料はいらないどころか必須
トマト栽培に肥料はいらないと主張する方を時々見かけますが、僕はトマトを健康的に育てるためには肥料が必須だと断言します。
自然界の植物は肥料がなくても、種を作って土に落とし、また新たな個体が育つサイクルになります。
しかしトマトを育てている人は、トマトの種を作るためではなく、トマトをたくさん収穫するために育てているはずです。
トマトの種を作るだけなら1個でもトマトが実ればいいので肥料はいらないと言えますが、たくさん収穫するためには肥料を適切に使って多くの実をつけましょう。