トマトの育て方

トマトトーンとは?【効果やメリット・デメリットを徹底解説!】

トマトトーンとは何かご存じですか?

結論から言うとトマトトーンとは、「トマト栽培を助けてくれる必須級のアイテム」です!

では、トマトトーンはどんな風にトマト栽培を助けてくれるのか、トマトトーンの効果やメリット・デメリットなどを解説していきますね。

トマトトーンとは?

トマトトーンは植物生育調節剤や植物ホルモン剤と呼ばれ、トマトの花にかけると果実の着果や肥大を促進させてくれます。

液体状の薬品であり、霧吹きなどに入れて花に吹きかけるのが一般的な使用方法です。

また、トマトトーンのような植物生育調節剤を吹きかけて果実を実らせることを「ホルモン処理」といいます。

トマトトーンはトマト栽培の必需品ともいえるくらい重要な資材であり、我が家を含めたトマト農家では必ずと言っていいほど使用されているものです。

水で薄めて使用する原液タイプと、既に希釈されている使いやすいスプレータイプが販売されていて、家庭菜園では使いやすいスプレータイプが人気ですよ。


トマトトーンの正しい使い方は下記の記事で解説されているので、初めてトマトトーンを使う方はそちらも読んでみてくださいね。

トマトトーンの正しい使い方と注意点【使いこなせば収穫量増加!】

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トマトトーンは農薬?

トマトトーンは前述したように、植物生育調節剤と呼ばれる薬品であり、農薬のひとつに含まれます。

農薬と聞くと人体に害があるのではないかと心配される方もいるかもしれませんが、トマトトーンに限らず農薬は厳しい検査を合格して、安全性が確かめられたものだけが販売されます。

トマトトーンは農薬の一種でありますが、正しい使用方法を厳守していれば下記の記事でも書いたように人体に害を与えることはありません。

トマトトーンには毒性や副作用があるのか?【安全性を農家が解説】

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むしろトマト栽培には非常に重要な資材であり、無農薬栽培にこだわる方でなければできるだけトマトトーンを使用することをおすすめします。

安全性は確かなトマトトーンですが、実際にどんな効果やメリットがあるのか、そしてデメリットはあるのかについて次の章から解説していきますね。

トマトトーンの効果とは

トマトトーンを使用すると、トマトには下記のような優れた効果があります。

  • 果実がなりやすくなる
  • 果実が肥大しやすくなる
  • 低温や高温、日照不足時でも着果と肥大を安定させる

トマトは受粉をしないと実をつけることができませんが、トマトトーンを使うと受粉の有無にかかわらず着果させることができます。

特に家庭菜園ではトマトの実がならないと悩む方も多く、そういった方には一番にすべき対策としてトマトトーンの使用がおすすめです。

さらにトマトトーンは、果実を肥大させたり、悪条件下でも安定して着果させたりする優れた効果もあります。

トマトトーンは名前の通りトマトに使用されることが多いのですが、実はトマト以外のナスやキュウリなどにも使用することができます。

トマトトーンを使うメリットとデメリット

トマトトーンには植物の果実を安定してつけるための効果がありますが、メリットになることだけでなくデメリットとなることもあるんです。

前述したトマトトーンの効果と少し似てしまうところもありますが、トマトトーンを使うメリットとデメリットを分けて解説していきますね。

トマトトーンのメリット

トマトトーンを使うメリットは下記の通りです。

  • 着果率が上がり肥大もしやすいため収穫量が増える
  • 1段目に使用すると2段目以降の花も着果率が高くなる
  • 悪条件下(高温や低温、日照不足など)でも安定して着果させる

当たり前のことですが、トマトトーンを使うと使わない時よりも着果率が上がり、肥大も促進されるので、単純に収穫できる量が増加します。

また、トマトやナスなどの次々に新しい花が出てくる果菜類では、最初に出てくる1段目と呼ばれる花が確実に着果できるかが重要になります。

1段目の花で着果できるとその後の花も着果しやすく1段目で着果できないのその後の花も着果しにくくなるのです。

トマトトーンは悪条件下でも着果率を上げることが可能なので、重要な1段目で使用すると、2段目以降でも安定した着果が見込めるというメリットになります。

トマトトーンのデメリット

多数の果菜類に使用でき、特にトマト栽培の必需品であるトマトトーンですが、実はメリットばかりではなくデメリットもあります。

トマトトーンを使うことで発生するデメリットは下記の通りです。

  • 空洞果が増える
  • 失敗すると成長が止まる可能性がある

トマトトーンを使用すると、空洞ができて形が悪くなる「空洞果」という果実の発生が助長されます。

また、トマトトーンを花ではなく生長点などにかけると、葉が縮れたり、成長が止まったりする可能性もあります。

トマトトーンの失敗による症状とやりがちなミス【対処法も解説!】

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どちらもデメリットではありますが、正しくトマトトーンを使っていれば避けられる可能性が高いです。

それよりもトマトトーンは使うメリットの方が大いに期待できるので、デメリットはあまり気にする必要はありません。

それでも心配は方は、失敗しないための正しいトマトトーンの使い方をマスターしておきましょう。

トマトトーンの正しい使い方と注意点【使いこなせば収穫量増加!】

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トマトトーンはトマト以外の野菜にも使用できる

ここまでの内容で少し触れましたが、実はトマトトーンはトマト以外の野菜にも使用することができるのです。

トマトトーンの名前からトマトにしか使えないと思ってしまうかもしれませんが、家庭菜園では幅広く役立つ商品なんですよ。

トマトトーンが使用できる主な野菜は下記の通りです。

  • トマト
  • ナス
  • ピーマン
  • キュウリ
  • メロン
  • スイカ

トマトトーンは主にナス科(トマト、ナス、ピーマン)やウリ科(キュウリ、メロン、スイカ)などの野菜に使用することができます。

家庭菜園で色々な野菜を育てるという方も、トマトトーンを1つ持っておくと幅広く役立つことが多いので、ぜひ購入して使ってみてくださいね。

トマトトーンはどこで購入できるのか

トマトトーンは家庭菜園でもよく使われている薬品であり、誰でも簡単に購入することができます。

トマトトーンはホームセンターや園芸店で販売されている他、ネットショップの定番であるAmazon楽天Yahoo!ショッピングなどでも購入が可能です。

ネットショップの販売ページではトマトトーンを実際に使用した人のレビューも見ることができるので、店舗に買いに行く方も一度見てみるといいかもしれませんね。

原液タイプと希釈済みのスプレータイプのものがありますが、トマトトーンを始めて購入するという方は使いやすいスプレータイプがおすすめですよ。

まとめ【トマトトーンとは、栽培の強力な助っ人である】

トマトトーンとは何か、ここまで解説してきましたが、簡単にまとめると「野菜栽培にめちゃくちゃ役立つもの」です。

トマト農家の僕も重宝していて、トマトトーンがあるのとないのとでは実のなり方の安定感が違ってきます。

農家も当たり前のように使っているので、初めての利用を考えている方も安心して購入できるのではないでしょうか。

トマトトーンは家庭菜園でも気軽に使える商品であり、トマトの収穫量が少ないと悩んでいる方や、これから家庭菜園を始める方に必ず役に立ってくれるでしょう。

トマトトーンの記事は他にも執筆しているので、続けて読んでトマト栽培に役立ててみてくださいね。

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