トマトの育て方

【トマトの茎が太い時にするべき対策】放置すると実がならなくなる!?

 

トマトの茎が太すぎて全体的にモサモサ!実もならない!

こんな経験したことありませんか?

茎が太くなりすぎたトマトの樹は正しい管理をすれば元に戻すことができます。

太いままではトマトに様々な悪影響があるので、この記事で適切な生育状態に戻す方法を理解していきましょう。

トマトの茎の太さは生育状態の判断基準

トマトの茎の太さを見ると、大体の生育状態を把握することができます。

茎が太すぎると肥料(窒素)が多い合図だったり、細すぎると果実を付けすぎて負担が大きかったり肥料が少ない合図だったりします。

ぱっと見た樹の姿で判断できるので、トマトに詳しくなくてもある程度の生育状態は判断できるのではないでしょか。

太すぎと細すぎは良くありませんが、太くなったり細くなったり安定していないのもあまり良くありません。

大玉トマトの理想の生育状態と茎の太さ

トマトの茎の太さから判断する理想の生育状態は人によって様々なので、何度も育てて観察して理解していくのが一番です。

ですが、最初は全くどの程度が良いかわからないと思うので、一般的な理想の生育状態を紹介したいと思います。

まず、一番上に咲いている花を見てみてください。その花が3花以上開花した時が判断するのに適切な時期です。

その花の出際、上の写真で赤丸の当たりの茎の太さがボールペン程の太さだと理想の生育状態であり、樹勢が安定している状態と言われています。

ミニトマトはこれより細く育てるのが一般的です

トマトの茎が太くなるとどうなるのか

トマトの茎が太くなってしまった状態を「樹勢が強い」「樹が暴れた」などと言います。

この状態になると、トマトにとっては良い生育状態ではないので、次のような悪影響が出てきます

  • 果実の付きが悪くなる
  • 果実の形が悪くなる
  • 葉が重なり、光合成効率が悪くなる
  • 風通しが悪くなり、病気と虫が発生しやすい
  • 成長が止まって伸びなくなる(芯止まり)

 

果実の付きが悪くなる

一番心配なのはトマトを育てているのに、トマトの果実が付かなくなることです。

トマトには体を作る成長の「栄養成長」と、果実を付けるための成長の「生殖成長」の二つの成長があります。

トマトの茎が太いときは、栄養成長に傾いてしまっているので、生殖成長が疎かになり果実を上手く付けられなくなっているのです。

栄養成長と生殖成長の詳しい説明とバランスを取る方法はこちら⇩の記事をご覧ください。

https://young-tomato-farmer.com/entry/tomato-seityou

果実の形が悪くなる

果実が付きにくくなるということは、咲く花の質が悪いということでもあります。

花の質が悪いと果実が実ったとしても、形が楕円形になったり、無駄に大きくなったり、全く大きくならず赤くなったりします。

茎が太くて樹勢が強い状態では、見た目の良い美味しそうなトマトがなかなか実りません。

葉が重なり光合成効率が悪くなる

茎が太いと葉っぱも大きく育っているはずです。

葉は光合成をし、トマトの樹と果実に送る栄養を作っているので、生育に必要な器官です。

しかし、葉が多すぎると重なり合ってしまい、光合成をできない葉が出てきます。

光合成ができない無駄な葉なのに、光合成で作られた栄養を使ってしまうのです。

余分な栄養を取られるので、トマトにとっては負担が大きくなります。

風通しが悪くなり病気と虫が発生しやすい

茎が太く、葉が茂っている状態は、風が通らず湿気が溜まりやすい状態です。

湿度が高いと発病する病気が多く、発病率が上がってしまいます。

また、害虫が葉に隠れて見えなくもなるので、虫による食害にも遭う可能性があります。

成長が止まって伸びなくなる(芯止まり)

トマトの一番上の伸びていく部分を【生長点】と言います。

茎が太いと生長点が伸びなくなって、それ以上成長しなくなることがあります。

この状態を【芯止まり】と言い、脇芽を伸ばすしか成長させる方法がなくなるので、それからの管理が難しいです。

トマトの茎が太くなる原因

茎が太くなる主な原因は次の2つです。

  • 肥料(窒素)が多すぎる
  • 1段目の果実が付かなかった

肥料(窒素)が多すぎる

単純に、肥料を多く与えすぎて育ちすぎている可能性があります。

トマトには【窒素】がエネルギーとなるので、肥料を与える時は窒素分をよく見て与える量を計算しましょう。

窒素を与える量を減らせば、少しずつ茎の太さが落ち着いてきます。

1段目の果実が付かなかった

トマトは1段目の果実を付けることがとても重要です。

1段目が何も付いていないと、有り余った栄養が樹ばかりに回ってしまい、茎や葉ばかり育ってしまいます。

1段目はトマトトーンを使って果実を付けると確実で安心です。

トマトトーンについての説明と使い方については次の記事をご覧ください。

https://young-tomato-farmer.com/entry/tomatotoon-tukaikata

トマトの茎が太くなり過ぎたら

茎が太くなりすぎたら、適正な生育状態に戻す必要があります。

そんな時には以下の2つを試してみてください。

  • 葉っぱを減らす
  • 確実に果実を付けて栄養を使わせる

葉っぱを減らす

葉っぱを取って減らすことで、トマトにショックを与えることができ、生育にストップをかけることができます。

また、光合成をする葉が減るので、作られる栄養を抑えることができます。

手間はかかりますが、葉っぱが多すぎると思ったらやってみると良いでしょう。

確実に果実を付けて栄養を使わせる

果実があまり付いていなくて茎や葉っぱばかりが育っているのなら、これから咲く花には強制的に実をつけてください。

そのためには、トマトトーンを使うのが一番確実で簡単です。

私を含め、トマト農家さん達はこのトマトトーンを使うことが多いので、プロと同じことをすれば間違いありません。

すぐに使えるスプレータイプです。水で薄める必要がなく、簡単で失敗する心配もありません。

トマトの茎が太くなっていることに気付ける観察力が大切

トマトの茎が太くなったときに起こる症状と原因について書いてきましたが、自分の育てているトマトがどの状態なのか把握することが一番大切です。

原因を突き止め、生育状態を正すため、トマトが何をして欲しがっているのか、観察を続けることでわかってきます。

この記事で知識は付けられたと思うので、今度は観察力を鍛えて実践してみてください。

 

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