やるとしたらどんな副業がおすすめですか?
といった悩みを解決していきます。
結論からいうと、農家は農閑期の間に副業をやるべきであり、副業以外の収入がない農家は危険です。
ただし副業は何でもいい訳ではなく、農閑期に合っている副業があります。
本記事を読めば、農閑期に副業をする重要性を知ることができ、農閑期にぴったりの副業を見つけることができるでしょう。
農閑期に副業をしない農家は危険!?
農家には農作業がない、または比較的少ない農閑期の時期があります。
農家は作物の出荷がピークの時期は非常に忙しく、農閑期くらいはだらだらして過ごしたいと思うことでしょう。
トマト農家である僕も、夏の売上だけで一年間の生活費を稼げているので、同じことを思っていた時期がありました。
ですが、農閑期に副業をせず出荷時期の収入だけに頼っていると、下記のことが原因となり、お金に困ることになる可能性があるんです。
副業をしないと
- 自然災害による不作
- 販売単価の下落
- 急な病気や怪我
上記のような減収要因はいつ起きるか予想することができず、毎年農業の収入だけで生活していける保証はないのです。
もし売上が激減する事態となった場合、農閑期に副業をせず資産を増やさなかった家計では生活が苦しくなってしまいます。
農業は自然環境に左右される仕事であり、収入の安定も保証されていないため、できるだけ農閑期にも副業で資産を増やしていくことが大切だと言えるでしょう。
農閑期の副業にアルバイトは向いていない
ちょっと待ってください!
たしかにアルバイトはお金を稼げるし立派な副業ですが、僕はアルバイトは農閑期にやるべき副業ではないと思っています。
農閑期の副業にアルバイトが向かない理由が3つあるので、一つずつ解説していきますね。
他にやることがある場合時間に縛られやすくなる
農閑期といえど、農作業が全くないとは限りませんよね。
片付けをしたり、次作の準備をしたりと、何かしらやることがある場合も多いはずです。
そんなときにアルバイトをしようと思っても、シフトを入れにくかったり、出勤に時間を使ってしまったりして、思うように時間を使えなくなってしまうことも。
他の作業を進めながらできる副業が農閑期には合っているため、時間に縛られるアルバイトはあまり向いていません。
時間の切り売りのため収入増加に限界がある
アルバイトは働いた分の給与を受け取るのが一般的ですが、大体のアルバイトは決して良い給料とはいえませんよね。
コンビニや飲食店などで働くことが多いかと思いますが、時間を切り売りするアルバイトでの収入増加には限界があるでしょう。
それでもアルバイトがいいという方は止めませんが、農閑期の副業にはもっと適した仕事があるのではないでしょうか。
始め時と終わり時に悩む
「農閑期に入るのは〇月〇日から!」と分かっていればアルバイトなどの副業を始めやすいですが、そうもいきませんよね。
農閑期に入る時期は基本的に、畑の片付けが終わり次第かと思います。
そして、農閑期が明けて本格的に農作業を開始する日も、天候などによって定まらないはずです。
アルバイトを「いつ始めよう」「いつまで続けよう」と悩んでいては、その時間が勿体無いですし、結局何もできずに農閑期が終わってしまう可能性もあります。
農閑期にはどんな副業をするべきか
アルバイトは農閑期中の副業には向いていないと前述しましたが、それならどんな副業がいいのか疑問を持ったはずです。
僕が思う農閑期の副業を選ぶポイントは2つあり、どちらかを満たしている副業を選ぶべきだと考えます。
- 農繁期にもお金生み出してくれる仕組み作り
- 短期で需要のあるアルバイト
農閑期の副業を選ぶポイントについて、それぞれ解説していきます。
農繁期にもお金を生み出してくれる仕組み作り
農繁期は農作業で忙しく、基本的には副業などで収入を増やすことはできません。
しかし、農閑期のうちにお金を生み出してくれる仕組みができていれば話は別です。
農繁期は副業をする時間を確保しにくいからこそ、農閑期のうちに1年中少しずつでも収益を出せるような副業をするべきです。
「そんな副業ないだろ!」という方は、後述する農閑期におすすめの副業をチェックしてみてください。
短期で需要のあるアルバイト
たしかにアルバイトはできればやめた方がいいと前述しました。
しかし、農閑期の農家をピンポイントで狙っている、短期の高時給アルバイトであればやってみる価値はあると思っています。
農閑期は基本的に冬なので、冬に募集をかけている除雪、スキー場、酒蔵などは短期間の業務で時給も高めでおすすめですよ。
農閑期におすすめの副業4選
「農閑期の副業にアルバイトは向かない」「お金を生み出してくれる仕組み作りか短期で需要のあるアルバイトを選ぶ」
などと書き進めてきましたが、ここからは実際に農閑期におすすめの副業を紹介していきます。
なぜ農閑期におすすめなのかも解説しているので、自分にあった副業を見つけるきっかけにしてみてください。
Webライター
農閑期に副業を始めたいという方へ最初におすすめするのが、Web上の記事を執筆して報酬をもらうWebライターです。
まずはクラウディアやクラウドワークスといった、仕事を受注できるサイトの無料会員登録をしてみると良いでしょう。
ライターとしての仕事をこなしながらライティング力を磨いていけば、1記事の単価を上げてさらに収益アップを目指すこともできます。時間や場所に縛られず、他の作業の合間にも仕事を進めることができるので、農作業もしなければならない農閑期にもぴったりです。
ブログ
Webライターに似ていますが、自分のブログを運営していくのも農閑期中の副業としておすすめです。
Webライターと違う点は、一度書いた記事が自分のものになるため、執筆後も収益が出続ける可能性があるということです。
農閑期の間に記事を書いておけば、農繁期にも自分のブログが勝手にお金を稼いでくれるようになります。
僕もこのブログを運営しており、少しずつですが夏のトマトが忙しい時期にも収益が発生するようになってきました。
YouTube
ブログと同じように収益を生み出す仕組みになり得るのがYouTubeです。
農作業の様子や野菜の育て方をYouTubeにアップするなど、農家ならではの動画チャンネルも需要があります。
ブログと同様に、農閑期の間に動画を作って投稿しておけば、農繁期にも収益を発生させてくれるかもしれません。
ただし、農閑期だと作物も無いと思うので、農繁期の間に素材となる動画を準備しておく必要がありますね。
貴重な経験やスキルアップができるバイト
アルバイトも貴重な体験や自分のスキルアップに繋がるような業務内容であればおすすめです。
たとえば、本業に繋がる農業資材に関する仕事や、ブログやYouTubeのネタになる仕事など、その後に繋がる仕事は高い価値があります。
コンビニや飲食店でのアルバイトも否定はしませんが、すぐに仕事を覚えてしまい、新しい発見が少なくなってしまうかもしれません。
農閑期の副業次第で本業の収入も増えるかも
前章で紹介したような副業で農閑期のうちに稼ぐことができれば、あなたにとって様々なメリットがあります。
生活が楽になるのはもちろんのこと、さらなる収益アップを目指すこともできるようになるでしょう。
なぜなら、農閑期中に副業で稼いだお金で、本業に役立つ農機具や農業資材を購入しやすくなるからです。
農閑期の副業の頑張り次第で、本業である農業の収量・売上アップに繋げることができるのは嬉しいですよね。
農業の成績が上がれば、これまでよりも農業自体が楽しくなり、結果的に人生が豊かになっていきます。
まとめ【農閑期の副業の頑張りで人生が変わる】
僕は農閑期中の副業にブログとWebライターをしていますが、この副業で人生が豊かになっていくと確信しています。
現に、副業を始める前よりも毎日の満足度が上がり、収益も少しずつ発生するようになってきています。
このまま副業を継続していけば、農繁期だけでなく、農閑期にも収益の柱を立てることができるでしょう。
農閑期にどんな副業をしようか迷っている方も、まずは何でもいいので始めてみると、今後の人生や農業が豊かになっていくかもしれません。