トマトの病害虫や障害

トマトに発生するうどんこ病の原因と対策【白い斑点を見逃すな!】

トマトの葉っぱに白い斑点がつく『うどんこ病』が発生していたら、今すぐに対策を実施してください!

症状が軽い今のうちに手を打っておかないと、いずれ手が付けられないくらい重症化してしまいます

今回は、うどんこ病の対策方法がわからない方でも、読めばバッチリ対策できるようになる記事にまとめました。

症状が出ていなくてもできる予防方法を紹介しているので、うどんこ病に悩まされる前に実施してみてくださいね。

【この記事でわかること】
  • トマトのうどんこ病による症状
  • うどんこ病の発症原因
  • 事前にできるうどんこ病の予防方法
  • うどんこ病が発生した時の対策
【この記事の信頼性】
  • 私は、トマトの大産地で収量・栽培面積共に上位を獲得するトマト農家です
  • 対策を実施してうどんこ病を抑制しています
  • その経験を元に記事を執筆しました

トマトの病気『うどんこ病』の症状

トマトに発生するうどんこ病はその名の通り、主に葉の表面や裏に、うどん粉のような白いカビが斑点状に付く症状が見られます。

発病初期は、斑点状にぽつぽつと小さなカビが付いているだけなので、あまりトマトには害が無いように見えるでしょう。

しかし、うどんこ病を放置しておくと、さらに症状が悪化し、茎や果実にもカビが広がってしまいます。

症状がひどくなると、なかなか進行を止めることができず、黄色くなって枯れ落ちてしまうので、予防や初期の対策が重要となる病気です。

うどんこ病の病原菌は2種類

うどんこ病の病原菌は、葉の表面で繁殖するものと、葉の裏で繁殖するものがあります。

葉の表面で繁殖している菌にはすぐに気付くことができるので、対策もしやすいです。

しかし、葉の裏で繁殖している菌にはなかなか気付くことができず、手を打つのが遅れてしまいます。

葉裏の症状にはなかなか気付けないものなので、表面に症状が見られたら、葉裏の症状も進行していないか確認してみると良いでしょう

うどんこ病の発症原因

うどんこ病の主な発症条件と原因は以下の通りです。

  1. 涼しくて乾燥している時期に発生しやすい
  2. 発生した糸状菌(カビ)の胞子が風に運ばれて伝染する
  3. 生きた植物にした発生せず、雑草から伝染するケースも
  4. 密植状態では菌の密度が上がる

順に解説していきます。

1.涼しくて乾燥している時期に発生しやすい

うどんこ病は、20度~25度の間が発症適温と言われています。

比較的涼しい時期にしか発生しないので、トマトの収穫がピークを迎える夏にはあまり発生しません。

しかし、苗を植えてすぐの初夏や、気温が落ち込んでくる晩夏からは発生が増えてくるので、注意が必要です。

また、雨天が続く梅雨など、多湿下での発生は抑制され、晴れて乾燥している時ほど発生が多くなります。

2.発生した糸状菌(カビ)の胞子が風に運ばれて伝染する

上記の条件を満たす時に糸状菌というカビが発生し、風によって運ばれて広まっていきます。

そのため、発生条件を満たしていない日でも、以前に発生した菌が広まり、発症する株が増えてしまうのです。

3.生きた植物にしか発生せず、雑草から伝染するケースも

うどんこ病の菌は、生きた植物体にのみ発生・伝染していきます。

同じうどんこ病でも、菌の種類は多く存在し、トマトとは違う植物から移る菌も、移らない菌もあります。

菌が雑草で繁殖し、トマトに移るケースもよくあるので、雑草に囲まれた畑では発生が多くなるでしょう。

4.密植状態では菌が繁殖しやすい

トマトを植える間隔が狭かったり、葉っぱが茂りすぎたりしていると、菌の密度が上がって繁殖しやすくなります。

人間のインフルエンザや風邪も、症状がいる人の近くにいると感染しやすいですよね。

トマトや他の植物でも同様に、密植状態だと菌の繁殖スピードが早まってしまうのです。

トマトのうどんこ病対策

ここからは、トマトがうどんこ病を発症する前にできる予防法、発症してしまった時の対処法などの対策について紹介していきます。

うどんこ病の発症前にできる予防方法

うどんこ病を発症させないために、事前にできる予防は以下の通りです。

  • 畑の周りの雑草を刈る
  • 無駄な葉っぱを取り除き、混み合いを防ぐ

うどんこ病は、雑草から発生して移るケースも多いので、周りの雑草を除去するだけでも予防効果があります。

生きた植物体でしか発生しないので、雑草を刈り取って枯れてしまえば問題ありません。

また、混み合いすぎた無駄な葉っぱを取ることで、通気性が良くなり、菌の密度を下げることができます。

うどんこ病の発症した時の対策

うどんこ病が発症してしまったときの対策は以下の通りです。

  • 発症した葉っぱを取る
  • 農薬を使用して殺菌消毒
  • 症状が進むと止められなくなるため、発生初期の対策を徹底する

うどんこ病が発生したら、少しでも菌密度を下げるために、発症部を取って畑から持ち出しましょう。

それでも症状が治まらなければ、農薬を使っての消毒が最も効果的です

うどんこ病は発生初期の対策が一番効果的なので、できれば症状が出てすぐに農薬散布をして欲しいですね。

トマトのうどんこ病に効果抜群のおすすめ農薬

トマトのうどんこ病に効き目のある農薬は数多くあるので、どれを使えばいいかわからないことでしょう。

そこで、トマト農家の私も使っている、うどんこ病に効果のある農薬を紹介します。(ミニトマトにもOK)

ここで紹介する農薬を使っていれば、間違いなく効果があるので、農薬に詳しくない方は正直ここから選んだ方がいいです。

農薬は害のあるものというイメージがあるかもしれませんが、正しく使えば安全性には問題ありません。

✅農薬は、同じものを使い続けると効果が薄れるので、何種類か用意して使いまわすと効果的です。

農薬なので、記載されている使用方法を必ず守って使いましょう。同じ農薬の連続使用は効果が低下します。
農薬なので、記載されている使用方法を必ず守って使いましょう。同じ農薬の連続使用は効果が低下します。
農薬なので、記載されている使用方法を必ず守って使いましょう。同じ農薬の連続使用は効果が低下します。

うどんこ病にかかってもトマトの実は食べられる?

うどんこ病は、主に葉に症状が出るので、トマトの実は無事なことが多いです。

ただし、症状が進み、末期状態になると、トマトの実にもカビがついてしまうこともあるでしょう。

トマトにカビが付いていたとしても、拭いて取れるくらいであれば、食べても体に何ら支障はありません。

カビ自体を食べてしまっても、人体に悪影響はないので、うどんこ病で実が腐っているようでなければ、安心して召し上がってください。

まとめ【トマトにうどんこ病が現れたら早めに対策を!】

トマトのうどんこ病は、発生初期から白いカビが見えるので、発症に気付きやすい病気です。

ただ、すぐに対策を実施しなければ、手が付けられないくらいまで進行する可能性もあります。

トマトのうどんこ病を広めないために気を付けることのまとめとしては以下の通りです。

【トマトのうどんこ病の対策まとめ】
  • トマトを植える初夏、気温が下がってくる晩夏の乾燥時は要注意
  • 白いカビが出たらすぐに対策を実施する
  • 農薬を使っての消毒が一番効果が高い
  • 症状が進んでしまうと手が付けられない

以上のことを気を付けながら、うどんこ病の対策をしていれば、すぐには重症化しません。

反対に、対策をしなければどんどん広まって重症化してしまうので気を付けてくださいね。

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