家庭菜園にも人気の中玉トマト「ルビーノ」を育てたことはありますか?
トマト農家の私が、栽培が簡単で初心者にもおすすめできる品種「ルビーノ」の特徴や魅力をご紹介します。
トマトの品種で迷っている方は是非読み進めて参考にしてみてください。
アイキャッチ画像出典 【https://www.suntory.co.jp/flower/homegardens/lineup/tomato_syukaku.html】
トマトの品種『ルビーノ』の概要
ルビーノは、「サントリーフラワーズ」から販売されているプラム形の中玉トマトの品種です。
初心者にも作りやすいのが売りのトマトなのと、プランターや鉢での栽培にも適していることから、家庭菜園での栽培にもおすすめです。
サントリーフラワーズの公式ページでは、「どっさり実る!」と謳われており、収穫量が多いことも特徴の品種となっています。
あまり聞かない品種名ですが、ホームセンターやJAファームで簡単に苗を購入することができるので、初めてのトマト栽培から選択肢に入れられる品種です。
ルビーノの特徴
ルビーノの特徴① 病気の耐性
様々な病気に抵抗があり、病害に強い品種です。
主な抵抗性としては、次の通りです。
- トマトモザイクウイルス
- 半身萎凋病
- 根腐萎凋病
- 葉カビ病
- 斑点病
- ネマトーダ(耐病性)
病気に強いので、プランター栽培から露地栽培まで、幅広い環境に適した品種と言えます。
ルビーノの特徴② 果形・果重
プラム形の中玉トマトなのでやや尖った形をしていて、ミニトマトよりは一回り大きくなっています。
中玉トマトの中では少し小ぶりで、果重が30~45g程度となっています。
ルビーノの特徴③ 食味
サントリーフラワーズのページで、「適度な甘さと 酸味、フレッシュな香り。 食べ飽きないおいしさ!」と謳われているだけあり、酸味と甘みのバランスが良いです。
糖度は7~9度あり、中玉トマトの他の品種と比べても、十分な甘みを持っています。
ルビーノの特徴④ 収量
着果性が非常に良く、どんどん実が付いていきます。
着果させる作業が基本的に必要ないので、初心者でもたくさんの実が付いて安心です。
全体的な収量も多く、低段以降も果実が大きく肥大しやすいので、栽培する面白さもあります。
ルビーノの栽培のポイント
ルビーノの栽培は水と肥料の不足に注意しよう
ルビーノは中玉トマトの中でも栽培しやすく、たくさんの実がなる品種です。
初心者でも比較的に簡単に栽培できますが、多くの実がなるので水と肥料の不足に注意が必要になります。
特別多く必要ではなく、通常栽培通りの量で問題ないので、肥料が多くなりがちな家庭菜園では肥料の入れすぎにも注意しましょう。
ですが、ルビーノは少しくらいの肥料過多であれば問題なく生育する強さを持っているため、あまり心配しなくても問題ありません。
その他に注意点は無し!
ルビーノは栽培しやすい品種なので、その他に注意すべき点はありません。
初心者にも育てやすく、味も良いトマトということで、楽しみながら育ててみてください。
基本の管理作業を欠かさずやっていれば、美味しいトマトがたくさん実ることでしょう!