上記のような悩みを解決していきます。
メネデールは、家庭菜園やガーデニングなどで幅広い植物に使うことができ、植物を健康的に育てるサポートをしてくれる液体商品です。
植物におすすめの肥料などを調べている人なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
本記事では、メネデールが植物に与える具体的な効果や、最大限効果を発揮するための正しい使い方などを解説していきます。
メネデールには4種類の商品がある【活力素と肥料】
メネデールには効果が異なる4種類の商品があり、活力素と肥料に分けられることをご存じですか?
- 植物活力素
- 水草の活力素
- 樹幹注入液(活力素)
- 液肥シリーズ
それぞれの用途は商品名の通りで、上から3つは順番に「植物全般・水草用・樹木用」となっており、この3商品は活力素という扱いになります。
液肥シリーズだけが活力素ではなく肥料であり、用途も異なるので注意が必要です。
活力素と肥料は何が違うのかは、メネデールの各商品に含まれる成分の違いを元に次の章で解説していきます。
また、メネデールは種類が多く特徴も様々で分かりにくいと思うので、記事の後半に商品と特徴の一覧もまとめておきますね。
メネデールに含まれている成分
メネデールの商品は活力素と肥料の2種類に分けられると前述しましたが、続いては成分にはどんな違いがあるのか解説していきます。
活力素の成分は鉄
メネデールの商品のうち、「植物活力素・水草の活力素・樹幹注入液」の3商品は活力素であり、肥料ではありません。
肥料には「窒素・リン酸・カリウム」などの肥料成分が含まれているのに対し、活力素は肥料成分が含まれず、鉄が主成分となっています。
鉄も植物が必要とする成分ですが、直接植物の栄養となる肥料とは違い、鉄は植物の栄養補給を支えるサプリメントのような成分だと考えてみてください。
液肥シリーズは肥料成分が含まれる
鉄が主成分である活力素に対し、液肥シリーズには肥料成分が含まれています。
具体的な成分は、「窒素・リン酸・カリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄」などです。
活力素はサプリメントだったのに対し、液肥シリーズは植物にとって必須である、食事のようなイメージが近いでしょう。
メネデールの効果
メネデールは実際にどんな効果があるのか、活力素と液肥シリーズのそれぞれの効果を見ていきましょう。
活力素は光合成を促進させる
植物は、鉄が不足すると葉や茎の色が抜けて黄色っぽくなり、光合成ができなくなってしまいます。
そのため、鉄が主成分であるメネデールの活力素を使うことで鉄を補充させ、光合成量を増やす効果が期待できます。
光合成が盛んに行われることにより、植物の根の働きや養分生成が活発になって元気が出てくるのです。
根の働きが良くなるので、植え付けや植え替えの時に使うと根の張りが早くなる効果が期待できます。
注意
活力素に肥料成分は含まれていなので、植物に直接栄養を与えて元気にする効果はありません。
あくまで栄養補給をしやすくなる、サポート的な効果だと思ってください。
元々元気のある植物や、肥料成分が足りていない場合などは、活力素の効果が表れにくいことがあります。
液肥シリーズは植物に必須の栄養素を与える
植物の光合成促進や発根効果など、栄養補給のサポートをする活力素に対し、液肥シリーズは栄養そのものを与えることができます。
植物によっては、活力素だけで必要な成分が補えないこともあるので、液肥シリーズも併用するとさらに高い効果が得られるでしょう。
液肥シリーズの中にも、「野菜用・芝生用・花用」など植物別に適した商品が販売されているので、どの肥料を使ったら良いのかがわかりやすいです。
メネデールの肥料は含まれている成分の数が多く、さらにバランスが取れているため、植物が健康的に生育する効果があります。
メネデールの液肥シリーズは、プロの農家が使う肥料と成分が似ているため、数ある肥料の中でも一押しする肥料です。
メネデールの正しい使い方
ここからは、メネデールの効果を最大限発揮する使い方を解説していきます。
メネデールの使い方のポイントは大きく4つです。
目的や植物によって使う商品を買える
メネデールは商品の種類が多く、目的に合った商品を選んで使う必要があります。
まずは活力素と肥料のどちらを使うかを決めて、次に、使う植物に合った商品を選びましょう。
植物に合ったメネデールの商品を選ぶ例を、下記にまとめておきます。
商品選びの例
「家の観葉植物が鉄不足で黄色くなっている場合」
- 肥料成分よりも鉄を補給するべきなので活力素を使用
- 活力素のうち、植物全般に使える「植物活力素」が最適
全体的に元気が無く様子がおかしい場合は、鉄不足というより肥料全般が不足している可能性があるため、肥料成分が含まれている液肥シリーズを使いましょう。
水で薄めて使う
メネデールはどの商品も、必ず水に薄めてから使用します。
(樹木に使う樹幹注入液だけは使用方法が違うので公式サイトでチェック)
薄める倍率も決まっており、基本的に活力素は100倍、液肥シリーズは植物によって適切な倍率に調節しましょう。
液肥の裏面に植物ごとに適した倍率が記載されているので、必ず倍率を守って薄めてください。
水やりのタイミングで使うのが基本
メネデールの使い方は、基本的に植物に水を上げる時に一緒にあげるのが基本です。
正しい倍率で薄めたメネデールをじょうろなどに入れておき、それを植物の株元や周りの土にかけてあげましょう。
霧吹きで葉っぱにかけてもいいのですが、やはり植物は根から水や養分を吸い上げる量が多いので、土に含ませてあげるのが最も効果的ですね。
メネデールを使う頻度
メネデールを使う頻度は特に決まりが無く、植物の様子を見ながら使用頻度を決めましょう。
液肥の場合は毎日薄めに使うのが最も効果的ですが、活量素は1週間に1~2回程度でいいかと思います。
というのも、肥料成分は一度に多くあげすぎても植物が吸いきれないので、こまめに分けてあげると植物が吸いやすくなるんです。
あとは植物の様子を見ながら、元気が出てきたら量を減らしたり、まだ足りないようなら量を増やしたりして調節してみてください。
メネデールを利用した人の評判
ここまでメネデールの成分や効果などについて解説してきましたが、実際に効果が出るのか心配な方もいることでしょう。
そこで、実際にメネデールを使用した方の評判を調査し、まとめてみました。
Amazonや楽天のレビューは怪しいものも多くあるので、実際の使用者の声が多い「モノタロウ」が調査対象です。
良い評判
メネデールはどの商品も良い評判が多く、5段階評価での平均が4~5の間になっているようです。
良い評判には、下記のような書き込みが多くありました。
- 水に溶かすだけで使いやすい
- 液肥と一緒に使うと効果が高い
- 植え付け、植え替え時にスムーズに根が張る
- 野菜の成長が目に見えて良くなる
メネデールは活力素も液肥シリーズも、効果を実感している方が多いようです。
活力素の場合は肥料成分が入っていないので、液肥と交互に使って両方の効果を得ている方も多くいました。
これだけ効果を実感している人が多くいるため、メネデールは確かに効果のある商品といえそうですね。
悪い評判
もちろん中には悪い評判もあるので、その内容も紹介します。
- 目に見えた効果が無い
- 活力素だけでは元気にならない
- 薄める倍率の計算が面倒
効果が無いと感じている方の意見は、液肥ではなく活力素の評判に少数ながら見られました。
活力素は元々元気な植物には効果が薄いため、弱っていない植物に使った人が効果を感じられなかったのかもしれませんね。
全体的に悪い評判は非常に少なく、良い評判とあわせて見てみると、メネデールの効果は確かにあると言えるでしょう。
農家である僕の評価
おまけに、トマト農家である僕が、メネデールを成分などを見て総合的に評価してみたいと思います。
僕なりの評価は下記の通りです。
- 活力素はあまり使用しなくても良い
- 液肥は成分のバランスが良く非常に優秀
- 野菜にはメネデールの液肥を使えば間違いない
正直、メネデールの活力素はたまに使用するくらいで良いかと思います。
理由としては、メネデールに含まれている鉄は元々土壌の中に多くあり、植物の鉄不足は起きにくいからです。
しかし、絶対に鉄不足にならないとは限らないので、活力素は週に1回程度なら効果が高いかもしれません。
液肥シリーズに関しては、肥料成分のバランスが非常によく、プロの農家が使う肥料にも成分が似ていました。
活力素を使うよりは、メネデールの液肥をこまめに使うことでほとんどの植物は健康的に生育するはずです。
特に、植物に重要なマグネシウムとカルシウムが強化されている「やさい肥料」が成分的には最高ですね。
メネデールの種類一覧と特徴
一通りメネデールについての解説をしてきましたが、こう思った方も多いはずです。
「種類が多すぎて結局どれを使っていいかわからない」
そういった方のために、ここからはメネデールの商品を一覧にして、各商品の用途や適した植物を説明していきます。
活力素一覧
【植物活力素】
- 植物全般に使用可能
- 種まきや苗の植え付け時に発根効果が期待できる
- 液肥と併用すると効果がアップする
【水草の活力素】
- 水草に最適
- 水槽に植えるタイミングで使用
- 水が汚れることが無く魚にも無害
【樹幹注入液】
- 樹木に最適
- 移植時や弱ってきた時に使用
- 幹に直接差し込むため効き目が早く出る
液肥シリーズ一覧
【活力液肥】
- 植物全般に使用可能
- 花の質を上げるリン酸が豊富
- 根伸ばしながら花の質を上げたい時に使用
【やさい肥料】
- トマト、ナスなどの果菜類の野菜に最適
- 植物に重要なマグネシウムとカルシウムを配合
- メネデール商品の中で最もバランスが良く使いやすい
【芝肥料】
- 芝生に最適
- 黄色くなりやすい芝生を緑色に蘇らせる
- 葉焼けの心配がない
【バラ肥料】
- バラに最適
- リン酸やカリウムが花の質や香りを良くする
- 窒素が大きな花をたくさん咲かせる
【洋ラン肥料】
- 洋ランに最適
- バラ肥料と成分が似ているためどちらを使っても良い
- バラ肥料同様、花の質や香りを良くする
【まとめ】メネデールを使えばどんな植物も健康に
メネデールは商品の種類が多く、使い分ければどんな植物も健康的な生育をするようになります。
植物の栄養補給をサポートする活力素と、バランスよく肥料成分が含まれた液肥シリーズの両方を使うとより高い効果が期待できるでしょう。
「何を使ったらいいのかわからない」という方は、まずは活力素の植物活力素と、液肥シリーズの活力液肥を組み合わせて使ってみてください。
上記の2つの商品を併用すると、成分的には非常にバランスが良く、どんな植物にもある程度の効果を発揮してくれますよ。
メネデールの使い方に慣れてきたら、植物ごとに最高の効果を発揮できる商品を選んでみてくださいね。